奈良国立博物館「奈良博三昧」・京都国立博物館「京の国宝」
令和3年8月25日(水)、奈良国立博物館「奈良博三昧」と京都国立博物館「京(みやこ)の国宝」を観覧しました。
午後の奈良博は、後期展示を見るのと写真撮影が目的です。
一番拝見したかったのは、後期の国宝「金剛般若経開題残巻 空海筆」です。前期では国宝「尺牘(せきとく) 最澄筆」を拝見したので、これで日本密教の二大開祖の書跡を見たことになります。
国宝「牛皮華鬘(ごひけまん、仏堂内に懸ける荘厳具(しょうごんぐ))」は、前期とは別の二枚で、今に残る天女の鮮やかな色彩に驚きました。
また、今回は明るい標準レンズを装着していたので、五大明王を構成する「軍荼利明王」も、写り込みなしに撮影できました。
午前中の京博は、8月24日~9月5日までの2週間限定公開の「風神雷神図屏風」(俵屋宗達筆)が目当てです。混雑を予想していたのですが、平日の開館直後だったからでしょうか、極めて人が少なかったです。154.5×169.8cmの屏風二隻となると、少し離れたところからでないと全容がわからないのですが、前に立つ人がいなくてじっくりと鑑賞できました。
隣の「花鳥図襖」(狩野永徳筆)も、同様に離れた位置からゆっくりと鑑賞できました。
これだけで所期の目的を果たしたのですが、ほかにも「玉泉帖」(小野道風筆)、「七弦琴」を鑑賞しました。
8月5日(木)に続いて二回目なので、対象を絞って効率的に観覧することができました。