神姫観光「鶉野飛行場を歩いて巡る」(兵庫県加西市)

 令和4年3月25日(金)、神姫観光「鶉野飛行場を歩いて巡る(加西市)」に参加しました。加西市からの補助があるので、昼食が付いて3,000円と格安です。

 

 鶉野(うずらの)飛行場とは、1943(昭和18)年に完成した姫路海軍航空隊の飛行場です。ここでは多くの若者が飛行機の操縦訓練を行い、最後は特攻隊の出撃拠点となりました。
 防空壕や対空機銃座の跡など多くの戦争遺跡が残っており、これらを訪問することにより平和の大切さを感じるのがツアーの趣旨です。


 姫路海軍航空隊の最寄り駅として栄えた北条鉄道「法華口駅」から出発します。


 砲弾などを貯蔵した爆弾庫はコンクリート造り、壁は70cm・天井は1mの厚みがあり、1t爆弾にも耐える構造だそうです。

 住民が逃げ込むための大きな防空壕もあります。


 復元された門柱・衛兵詰所を入れば、飛行場の敷地内です。

 

 対空機銃座では、一分間に230発の弾を5,000m先まで発射できたそうです。


 自力発電所は長さ14.5m・幅5m・高さ5mの空間を持つ最大の防空壕です。


 鶉野飛行場滑走路はコンクリートで作られており、畑にならずに残っています。往時は長さ1,200m・幅60mの大きさだったそうです。


 鶉野平和祈念の碑苑では、元隊員の冥福を祈るとともに平和を祈念して黙祷します。

 

 紫電改の原寸大模型もあります。


 時節柄、特に平和のありがたさと大切さを再認識した一日でした。

2022年03月25日|歴史:近世・近代|兵庫県:播磨