毎日新聞旅行「一乗谷城」(福井県福井市)
令和4年3月23日(水)、毎日新聞旅行「一乗谷城(福井市)」に参加しました。 日本百名城に選ばれているのは「一乗谷朝倉氏居館と山城」ですが、今回は居館跡には寄らずに山城跡だけ見学すると言うマニアックな内容です。
当初はマイクロバスで登山口まで林道を進む予定でしたが、30cm程度の雪が積もっているうえに倒木がありマイクロバスは進めないため、歩きました。
登山口の展望台から東には、日本三霊山の一つ「白山(2,702m)」などが望めました。
山道を30分程度登れば尾根筋に出ます。戦国時代の山城なので、南の山頂部に向かって腰曲輪が続きます。
一番北にあるのが中心となる一の丸ですが、通常の山城と異なり、二の丸や三の丸より低い位置にあります。
一の丸には、尾根筋を遮断した横堀が築かれています。
南に進めば、「二の丸」です。南東の角には月見櫓があり、東への展望が広がります。
二の丸の西には、城内最大の横堀があります。
二の丸の南にある横堀を過ぎれば、南北に細長い三の丸で、ここが一乗城山頂(473m)です。
三の丸の西には、敵の斜面移動を防ぐ広大な「畝状竪堀群」が築かれています。通常は浅くて分かりにくいのですが、幸い雪が残っているので、白い部分が竪堀だとわかります。
また、南には深い横堀があり、ここが城内の最南端です。
雪のために長い距離を歩きましたが、最大の見所である畝状竪堀群を十分に観察することができました。