やまとびとツアーズ「ヘリツアー」(奈良県)
令和5年4月14日(金)午前、やまとびとツアーズ「ヘリツアー」に参加しました。
奈良県ヘリポート(奈良市)を出発して吉野山を往復する30分程度の行程です。
最初に、耳成山(みみなしやま)・天香久山(あまのかぐやま)・畝傍山(うねびやま)の大和三山が見えてきます。
手前には大和(おおやまと)神社の社叢、遠くには箸墓(はしはか)古墳(全長280mの前方後円墳)、さらに遠くには大峯山系の山々が見えます。
オオヤマト古墳群(大和・柳本・纒向)に沿って南に進みます。
手前には崇神天皇陵(全長240mの前方後円墳)・景行天皇陵(全長300mの前方後円墳)や黒塚古墳(全長130mの前方後円墳)、その先には箸墓古墳が見えます。
左手には麓に大神(おおみわ)神社が鎮座する三輪山、さらに奥には飛鳥と吉野を隔てる龍門岳(904m)が聳えます。
談山神社が鎮座する御破裂山(608m)、高取城が築かれた高取山(583m)の間を南に進みます。
龍門山塊を越せば、古代の神仙境・吉野です。東西に吉野川が流れており、その向こうには吉野山、東の上流には宮滝遺跡が見えます。
吉野山の中千本に沿って南に進むと、金峯山寺「蔵王堂」や修理中の仁王門が見えます。
北東に向きを変えると、宮滝遺跡や喜佐谷が眼下に見えます。
長谷寺(桜井市)の近くを通って奈良県ヘリポートに戻ります。
今年は桜の開花が早かったので吉野山のヤマザクラは楽しめませんでしたが、その分、吉野山周辺の地形や古墳の分布状況を空から眺めて体感することができました。