大国見山(奈良県天理市)
令和4年7月28日(木)、涼しさを求めて大国見山(おおくにみやま、天理市、498m)に登りました。
本来ならJR天理駅から歩くべきなのですが、暑さ対策で天理大学まで路線バスを利用しました。
石上神宮に参拝した後、布留川の本流と支流が合流する「布留の高橋」を渡りますが、下には小さな「ハタの滝」が見えます。
舗装した道路を進み続けると石碑「桃尾の滝」があり、そこを左に曲がります。
坂の途中には、石上神宮の元宮との説もある石上神社があります。
「桃尾の滝」は「布留の滝」とも言われ、落差は23mと奈良盆地東縁にある滝の中では最大です。
天理大学から走ってきた陸上部の学生が、涼を楽しんでいました。
【07桃尾滝】
北に登れば、義淵が創建した三龍寺の一つの龍福寺跡です。吉野町の龍門寺跡にも滝がありますから、山岳寺院と行場としての滝はセットだったのでしょうか。松尾芭蕉は、両方の滝を見ています。
急な山道を登ると、岩屋町への分岐点となる鞍部です。
ここから、木の根道を登り、巨岩の間を進めば山頂です。
山頂には、穴が開いた狼煙岩や小さな祠があります。
木の間から西には、生駒・金剛山系の山々が望めます。
岩屋町の下山口には、天理砂岩と思しき石が積み重ねられています。
後は、名阪国道沿いの舗装道路を西に向かって歩きます。
途中、「岩屋の磨崖仏」がありました。不動明王が彫られているそうです。
大将軍鏡池から東には、大国見山などが見えます。
滝や山の中は気持ちが良かったのですが、往復の舗装道路を歩く際の暑さには往生しました。